エヌマ・エリシュ第5話

第5話

エヌマエリシュ5-1

「こんな……」
水鏡に手を翳し、イシュタルが言葉をつなぎます。

エヌマ・エリシュ5-2

「こんな……手のひらに納まってしまうほどの小さな世界で、我々の心を知る術もなく、ただ畏れ。
エア様のほんの気まぐれで流されてしまうほどの神殿を、懲りもせず建て続けて。
本当に、哀れで愚かな生き物――」

エヌマ・エリシュ5-3

「そうだわ!これを『愛している』と言うのかしら?」
イシュタルは素敵な謎解きに成功したように、嬉しそうにエアを見上げます。
「憐れみの心です。愚かであるほど捨て置けない。この気持ちなら、イシュタルにも分かります」

エヌマ・エリシュ5-4

エアはイシュタルの見つけた『答え』にあえて言及はせず、困ったような笑みを浮かべています。
「そうだね、小さな女神に少し昔話をしようか」

エヌマ・エリシュ5-5

「君が生まれるより、ほんの少し昔の話を――」

 --------------------つづく----

蛇足(あとがき)

なんとかチミチミと話が進み出しました(安堵)

それはそうと検索サイトで「知神×豊饒神」と宣伝してるのですが……なんか全然カップリングしてません!!(不覚)
特に4枚目なんて「アホな子ほど可愛い」を地でいく親子みたいです。
でも実際のエア様は自分の娘でも手を出しちゃう様な節操無し&ロリコンですので大丈夫!!(何が??)

因みに、エア様は知恵の神で水の神です。
作中のイシュタルは『水害=エアの気まぐれ』と思っています。
実際はご承知の通り、土を肥やすために必要なことなのです。

Page Top