エヌマ・エリシュ第2話
第2話
「エア様。どうして人の子が沢山死ぬとイシュタルが苦しいのですか?」
イシュタルは不可解でならないのです。エンシ(小作人)がいくら死のうと、悲しくなどないのに……。
「それは君の神格が生命を司るから」
エアは優しげに微笑みますが、豊饒神の地位について間もないイシュタルにはそもそも「神格」と言うものが、ピンとこないのです。
「神格とは我らが我らとして存在するという、ただそれだけの意味であり、我らにとってはそれだけが全てである物……」


「さあ、君の好きな箱庭を見に行こうか」
-------------------- つづく ---
蛇足(あとがき)
木漏れ日を描こうとしたら緑色の病原体みたいになってしまった……(悔)
エアは知恵の神ですので小難しいことを言わせてみる。